食に関係した本の書評

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食に関係した本の書評

コーヒーの伝播、カフェのはじまりを深堀りした一冊|『珈琲の世界史(旦部 幸博)』の感想・書評

 コーヒーの歴史といえば、カルディというヤギ飼いの少年の話が有名だ。ヤギが楽しそうに食べている赤い実を、カルディ自身も食べてみたら楽しい気分になり、ヤギと一緒に踊ったという話だ。あまりにも有名な話であり、筆者はこれがコーヒー発見の歴史だと...
何を食べればいいのか?

2080年にはコーヒーがなくなるかもしれない|『世界からコーヒーがなくなるまえに』書評

 2080年には、コーヒーが飲めなくなるかもしれない。もしくはコーヒーは、一部の金持ちだけが飲める超贅沢品になる。  そんな悲観的なシナリオを説くのが、コーヒーの環境問題、労働問題に焦点を当てた『世界からコーヒーがなくなるまえに』で...
2021.01.26
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人間は空腹に振り回される、これまでもこれからも|【書評】空腹について(雑賀恵子)

『孤独のグルメ』の主人公、井之頭五郎は空腹を満たすときつかのまの幸福を得る。同じくグルメ漫画の『忘却のサチコ』の主人公、佐々木幸子は空腹を満たすとき、結婚式当日に自分のもとを去った婚約者、俊悟さんのことを忘れることができる。 『ドラ...
2021.01.26
食に関係した本の書評

【書感】赤坂憲雄 著『性食考』の内容紹介・感想とゾンビの考察

食と性は奇妙につながる。 たとえば「食べる」という言葉には、2つの意味が存在する。1つは「パンを食べる」といった、文字通りの食べるという意味。もう1つは「性交する」という意味だ。たとえば「あの娘を食べたい」「あの人はこのサークルの男...
2021.01.26
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【書評】『食の社会学 パラドクスから考える』の書評と食における人間の加害性について

ブラック労働に支えられている高級レストランの料理。食料の過剰と不足が同時に起こる社会。地球環境に配慮したオーガニックフードを作るために、重労働に強いられている人たち。 われわれ普段何気なくしている食には、数々の矛盾した側面が存在して...
2021.01.26
食に関係した本の書評

【書評】雑賀恵子著『エコ・ロゴス―存在と食について』

『エコ・ロゴス―存在と食について(雑賀恵子)』とはいったい何なのか? タイトルからではまったく内容が想像できないが、ものすごく簡単にいえば、生命の循環から、人間の命、いまここにるわたしの命、その在り方を考えるエッセイだ。 あく...
2021.01.26
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食糧問題解決のため「食の利他主義」とは?|『食の歴史 人類はこれまで何を食べてきたのか (ジャック・アタリ著)』より

2050年、人類は食えなくなるかもしれない。この悲観的な主張をするのが、欧州最高峰の知性と呼ばれるジャック・アタリだ。彼は『食の歴史 人類はこれまで何を食べてきたのか』のなかで次のように主張している。 今日の西側諸国と同じ消費モデル...
2021.01.26
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肉・牛乳・米の礼賛と忌避を繰り返す日本人|『カリスマフード: 肉・乳・米と日本人(畑中三応子)』書評

「肉を食うと穢(けが)れる」と、肉を忌避する一方で「肉は健康にもよく、体格がよくなる」と礼賛する。 「牛乳を飲むと骨からカルシウムが溶け出す」というトンデモ言説が存在する一方で、「牛乳は完全栄養食である」という過剰な礼賛が存...
2021.01.26
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ポテトチップスの袋がうるさいのはなぜか?|『「おいしさ」の錯覚 最新科学でわかった、美味の真実(チャールズスペンス)』の書評

なぜポテトチップスの袋はうるさいのか? あんなにもガサガサ音がする袋なのだろか? 実は、袋の音が大きければ大きいほど、ポテトチップスがサクサクしているように感じられるからだそうだ。 オックスフォード大学の学生のアマンダ・...
2021.01.26
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『チーズと文明(ポール・キンステッド)』の書評|チーズの歴史を世界史の中で読み解く一冊

日本でチーズを一般的に食べるようになったのは昭和になってからだ。チーズを食べるようになって日本人はまだ100年もたっていない。 当然、日本の伝統料理にチーズは登場しない。 一方で、ヨーロッパ、近東において、チーズは欠くことがで...
2021.01.26
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人間は動物を殺し、毒を食って生きる|『食べることの哲学(檜垣立哉)』の書評

食べることとは、動物、植物を殺すことだ。殺すことはネガティブなものであるが、われわれ人間が生きるためは、そのネガティブなことをし続けなければいけない。 この食べることに関する矛盾を掘り下げてくれるのが、「食べることの哲学」だ。 ...
2021.01.26