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スタバ考

『お望みなのはコーヒーですか?』要約と書評|スタバの批判的考察から消費社会を考える一冊

『お望みなのはコーヒーですか?』は、日本語化されている本のなかでは数少ないスターバックスを批判的に論じた本である。 しかもその内容は「意識高い系が嫌い」や「気取った雰囲気が嫌い」といった感情的な批判ではなく、取材と文献にもとづいた社...
スタバ考

スタバのテーマパーク「スターバックスリザーブロースタリー東京」はどんな場所か?|特徴、従来店との違いなど

 このブログでは、日本最大のカフェチェーンであるスターバックスについて、その影響力が強まることの是非をあれこれ考察している(他のスターバックスを考察した記事)。  当ブログの調査対象であるスターバックスは、2019年に一風変わった店...
2021.02.27
スタバ考

スターバックスの歴史と年表|シアトルでの誕生から日本上陸、リザーブロースタリーがオープンするまで

このブログではスターバックスの存在の是非について考察を試みている(スターバックス考)。その1つとしては今回はスターバックスの歴史をまとめることにした。 日本の話と海外での話が混在しているため、わかりづらい部分もあるかもしれないが、参...
2021.02.23
食に関係した本の書評

コーヒーの伝播、カフェのはじまりを深堀りした一冊|『珈琲の世界史(旦部 幸博)』の感想・書評

 コーヒーの歴史といえば、カルディというヤギ飼いの少年の話が有名だ。ヤギが楽しそうに食べている赤い実を、カルディ自身も食べてみたら楽しい気分になり、ヤギと一緒に踊ったという話だ。あまりにも有名な話であり、筆者はこれがコーヒー発見の歴史だと...
スタバ考

【スタバは排他的な店である】スターバックスが持つ排除性、そしてその排他性こそスタバが人気の理由である

 スターバックスは排他的なカフェである。  これは別にスタバを批判しているわけではない。またスタバは公然と人を排除しているわけではない。  スタバはそのコンセプトとそこに集まる人たちによって、自然と排他性をおびたカフェになって...
2021.02.27
何を食べればいいのか?

2080年にはコーヒーがなくなるかもしれない|『世界からコーヒーがなくなるまえに』書評

 2080年には、コーヒーが飲めなくなるかもしれない。もしくはコーヒーは、一部の金持ちだけが飲める超贅沢品になる。  そんな悲観的なシナリオを説くのが、コーヒーの環境問題、労働問題に焦点を当てた『世界からコーヒーがなくなるまえに』で...
2021.01.26
スタバ考

スターバックスの取り組み、特徴まとめ|スタバは非の打ち所がない素晴らしい企業なのか?

 スタバがどんどん増えている。その勢いは今でも衰えることなく、店舗数はチェーンカフェのなかでぶっちぎりの1位だ。  しかしスタバが日本で増えることについて、どうも違和感を感じてしまう。しかしその違和感をうまく言語化することができない...
2021.02.11
食に関係した本の書評

人間は空腹に振り回される、これまでもこれからも|【書評】空腹について(雑賀恵子)

『孤独のグルメ』の主人公、井之頭五郎は空腹を満たすときつかのまの幸福を得る。同じくグルメ漫画の『忘却のサチコ』の主人公、佐々木幸子は空腹を満たすとき、結婚式当日に自分のもとを去った婚約者、俊悟さんのことを忘れることができる。 『ドラ...
2021.01.26
その他

母乳を飲むこととカニバリズムの関連性|多くの人間はカニバリズムを経て成長する

人間における最大のタブーといえばカニバリズム、すなわち人間を食べることだ。死んだ人間であっても無論、たとえ餓死の危機に瀕しているとしても、現代においてカニバリズムは絶対に許されない行為ということになっている。 一方で実は、多くの人間...
2021.01.24
食に関係した本の書評

【書感】赤坂憲雄 著『性食考』の内容紹介・感想とゾンビの考察

食と性は奇妙につながる。 たとえば「食べる」という言葉には、2つの意味が存在する。1つは「パンを食べる」といった、文字通りの食べるという意味。もう1つは「性交する」という意味だ。たとえば「あの娘を食べたい」「あの人はこのサークルの男...
2021.01.26
スタバ考

スターバックの店舗が増えることに感じる違和感

 スタバが増えている。スタバが雨後の筍のようにオープンするのは今に始まったことではない。  しかしスタバがあちこちにできる現象に対して、どうにも違和感を覚えてしまう。決してスタバを嫌っているわけではないのだが、どうにも増えるすぎるこ...
2021.02.28
食に関係した本の書評

【書評】『食の社会学 パラドクスから考える』の書評と食における人間の加害性について

ブラック労働に支えられている高級レストランの料理。食料の過剰と不足が同時に起こる社会。地球環境に配慮したオーガニックフードを作るために、重労働に強いられている人たち。 われわれ普段何気なくしている食には、数々の矛盾した側面が存在して...
2021.01.26
書評・書感

【要約】マイケル・サンデル著『これからの「正義」の話をしよう』|正義とは何か?3つのアプローチから考える一冊

自分の家族が凶悪な犯罪に手を染めていた場合、通報するべきか、それとも目をつむるべきか。 第二次大戦中の非人道的的行為に対して、現代世代はその責任を負う義務があるのか。 人口妊娠中絶や同性婚は認められるべきか。 どう判断す...
2020.11.22
書評・書感

マルクス・ガブリエルの「世界は存在しない」とはどういうことか?

最近、国内外で話題の哲学者としてマルクス・ガブリエルという人がいる。 マルクスガブリエルはドイツの哲学者でありボン大学の教授を務めており、日本のテレビ番組も度々登場する。彼の経歴は検索すれば簡単に調べられるので割愛するが、とにかくマ...
2021.01.24
その他

有用性が不明確なものにこそ国は税金を投じるべきであり、また社会はそれを許容すべき

国はどんな学問分野に税金を投じるべきだろうか。大きく分ける2つあると思う。 1つは、人類にとって役立つと明確にわかる分野に投資すること。宇宙開発や最先端医療、環境問題対策などがそれに当たるだろう。研究が進めば、生活が便利になったり、...
2020.12.17
書評・書感

『寝ながら学べる構造主義(内田 樹)』の解説と感想

これまで『はじめての構造主義(橋爪大三郎)』『レヴィ=ストロース入門(小田 亮)』など構造主義に関する本を読んだが、先の二冊と比較すると、『寝ながら学べる構造主義(内田 樹)』はとても読みやすい本であり、構造主義の入門書としては最適なので...
2020.11.19
食に関係した本の書評

【書評】雑賀恵子著『エコ・ロゴス―存在と食について』

『エコ・ロゴス―存在と食について(雑賀恵子)』とはいったい何なのか? タイトルからではまったく内容が想像できないが、ものすごく簡単にいえば、生命の循環から、人間の命、いまここにるわたしの命、その在り方を考えるエッセイだ。 あく...
2021.01.26
街歩き

リニューアル後の宮下パークで感じた肯定的感情と否定的感情

渋谷の宮下パークがオープンした。 宮下パークとは東京都渋谷区にある、複合商業施設のことだ。以前は宮下公園があった土地が、渋谷の再開発計画とともにリニューアル。 宮下パークは3階建てで、ブランドショップや飲食店が入った商...
2021.02.16
書評・書感

『コロナ危機の社会学 感染したのはウイルスか、不安か (西田亮介)』内容紹介と感想

2019年末から中国の武漢市で確認されはじめた新型コロナウイルスは、またたく間に世界に広がった。中国でウイルスが確認されてからすでに半年以上が経過しているが、今だに沈静化する様子はない。 日本においては緊急事態宣言が解除され、学校も...
食に関係した本の書評

食糧問題解決のため「食の利他主義」とは?|『食の歴史 人類はこれまで何を食べてきたのか (ジャック・アタリ著)』より

2050年、人類は食えなくなるかもしれない。この悲観的な主張をするのが、欧州最高峰の知性と呼ばれるジャック・アタリだ。彼は『食の歴史 人類はこれまで何を食べてきたのか』のなかで次のように主張している。 今日の西側諸国と同じ消費モデル...
2021.01.26
食文化考

日本人はなぜ最近まで牛乳・乳製品を食べなかったのか?

 チーズやヨーグルト、バター、そして牛乳。乳製品は現在の日本の食卓には欠かせないものになっている。  しかし日本人が日常的に牛乳を飲み、乳製品を食べる最近になってからだ。また日本の伝統料理を振り返ると、乳製品を使った料理、菓子は皆無...
2021.01.24
漫画考

閉鎖的な村と食人を生々しく描く漫画『ガンニバル(二宮正明)』の感想

ド田舎の超閉鎖的な村で、人知れず、人が人が食うという、ホラー要素満載のワクワクする漫画。それが『ガンニバル』である。 『約束のネバーランド』『鬼滅の刃』『東京喰種』『進撃の巨人』など、近年ヒットしたこれらの作品にはある共通点がある。...
2021.02.01
食に関係した本の書評

肉・牛乳・米の礼賛と忌避を繰り返す日本人|『カリスマフード: 肉・乳・米と日本人(畑中三応子)』書評

「肉を食うと穢(けが)れる」と、肉を忌避する一方で「肉は健康にもよく、体格がよくなる」と礼賛する。 「牛乳を飲むと骨からカルシウムが溶け出す」というトンデモ言説が存在する一方で、「牛乳は完全栄養食である」という過剰な礼賛が存...
2021.01.26
書評・書感

地球がテーマパーク化するとはどういうことか? テーマパーク化をどう捉えればいいのか?|書評『テーマパーク化する地球(東浩紀)』

『テーマパーク化する地球』は、テーマパーク化する地球という主題にそった評論集だ。 著者の東浩紀は、哲学者、批評家として活躍する人で、以前は3.11によって被災した福島の観光地化を計画した人でもある。 つまり、地球をテーマパーク...
食に関係した本の書評

ポテトチップスの袋がうるさいのはなぜか?|『「おいしさ」の錯覚 最新科学でわかった、美味の真実(チャールズスペンス)』の書評

なぜポテトチップスの袋はうるさいのか? あんなにもガサガサ音がする袋なのだろか? 実は、袋の音が大きければ大きいほど、ポテトチップスがサクサクしているように感じられるからだそうだ。 オックスフォード大学の学生のアマンダ・...
2021.01.26
食に関係した本の書評

『チーズと文明(ポール・キンステッド)』の書評|チーズの歴史を世界史の中で読み解く一冊

日本でチーズを一般的に食べるようになったのは昭和になってからだ。チーズを食べるようになって日本人はまだ100年もたっていない。 当然、日本の伝統料理にチーズは登場しない。 一方で、ヨーロッパ、近東において、チーズは欠くことがで...
2021.01.26
書評・書感

ポストモダンの人間が動物化したとはどういうことか?|『動物化するポストモダン(東浩紀)』の書評

批評家であり哲学者である東浩紀の著書、『動物化するポストモダン オタクから見た日本社会』を読んだ。 『動物化するポストモダン』はポストモダンの、オタクたちの消費行動の変化を論じたうえで、それらの消費行動の変化は、社会に対して...
2020.07.17
食に関係した本の書評

人間は動物を殺し、毒を食って生きる|『食べることの哲学(檜垣立哉)』の書評

食べることとは、動物、植物を殺すことだ。殺すことはネガティブなものであるが、われわれ人間が生きるためは、そのネガティブなことをし続けなければいけない。 この食べることに関する矛盾を掘り下げてくれるのが、「食べることの哲学」だ。 ...
2021.01.26
書評・書感

非大卒より大卒のほうが幸福度が高くなる|『上級国民/下級国民(橘玲)』の書評

「大学は意味がない」「大学に行くなんて時間のムダ」 一部の起業家やインフルエンサーが時々そんな意見をもらしているが、大学は卒業しておくべきである。なぜなら、「非大卒よりも大卒の方が幸福度が高い傾向にある」という調査結果がでているから...
2020.12.03
街歩き

解体間近の「渋谷桜丘町」の街並み(2018年12月撮影)

たまたま撮りためていた写真があったのでブログで公開することにしました。解体工事が進む前の渋谷桜丘の様子です。 桜丘町の再開発対象地域は、2018年12月現在、お店がすべて閉店。現在は建設の真っ最中で、以前の桜丘は跡形もなくな...
2020.11.09
街歩き

写真でみる2018年のチェルノブイリ原発とキエフ(ウクライナ)の様子【2018年6月チェルノブイリツアー参加時に撮影】

2018年の6月、株式会社ゲンロンとHISが共同で開催しているチェルノブイリツアーというものに参加してきた。 一般的な観光ツアーというよりは、スタディツアーという、専門の講師が同行してあれこれ解説してくれるタイプのツアーだ。 ...
2020.08.09
書評・書感

なぜ日本人俳優の演技は下手に見えるのか?|『大人の教養として知りたい すごすぎる日本のアニメ(岡田斗司夫)』を読んで

なぜ「日本人俳優の演技は、欧米俳優に比べて下手」といわれることがあるのか。 どうして日本人の演技は下手に見えることがあるのか。 日本にもおもしろい映画やドラマはたくさんあります。演技のうまい日本人俳優もたくさんいます。それでも...
2021.02.16